慈悲の瞑想

引き寄せの法則というか、類は友を呼ぶというか、当院にはすでに瞑想していたり、瞑想に興味を持っている患者さんが時々いらっしゃいます。
私はとりあえず(ホント、とりあえずという程度です)10年ぐらい瞑想を続けているので、雑談として、私の瞑想体験などをお話しすることもあります。

「気づき系」と「慈悲の瞑想」

「どんな瞑想がおすすめですか?」と聞かれたら、ヴィパッサナー瞑想やマインドフルネス瞑想の「気づき系」と「慈悲の瞑想」とお答えしています。
というより、私自身は他の瞑想をあまりやったことがないので。(-_-;)

それでは、慈悲の瞑想のやり方を紹介します。
慈悲の瞑想のやり方は、下記の言葉を心の中で唱えます。
ただ、それだけです。
心がこもっていなくてもかまいません。
ただ読むだけでも、優しい言葉があなたの癒しになります。

慈悲の瞑想のイラスト

慈悲の瞑想

私が幸せでありますように
私の悩み苦しみがなくなりますように
私の願うことがかなえられますように
私に悟りの光があらわれますように

私の親しい人々が幸せでありますように
私の親しい人々の悩み苦しみがなくなりますように
私の親しい人々の願うことがかなえられますように
私の親しい人々に悟りの光があらわれますように

生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみが無くなりますように
生きとし生けるものの願うことがかなえられますように
生きとし生けるものに悟りの光があらわれますように

私がきらいな人々も幸せでありますように
私がきらいな人々の悩み苦しみがなくなりますように
私がきらいな人々も願うことがかなえられますように
私がきらいな人々にも悟りの光があらわれますように

私をきらっている人々も幸せでありますように
私をきらっている人々の悩み苦しみがなくなりますように
私をきらっている人々も願うことがかなえられますように
私をきらっている人々にも悟りの光があらわれますように

すべての衆生が幸せでありますように
すべての衆生が幸せでありますように
すべての衆生が幸せでありますように

慈悲の瞑想は、心のナビ

上記の慈悲の瞑想の言葉は、(「ブッタの瞑想法」地橋秀雄著 春秋社)から抜粋しました。
衆生(しゅじょう)とは、すべての命あるもの、という意味ですね。

同書によると、慈悲の瞑想の4行には、それぞれ「慈・悲・喜・捨」という仏教の最重要徳目を表しているそうです。
また、「私がきらいな人々・・・」の行で、きらいな人々の顔を思い出して、怒りの感情が出てくるようだったら、その行はまだ時期尚早とのこと。

「ゆるやかに、確実に、人の心は変わっていく・・・。」という本の中の言葉、私は実感として理解できます。

慈悲の瞑想は、心が本来の在り方(境地)にたどり着くための、ナビゲーションのようなものだと思います。
慈悲の瞑想を何度も繰り返すことによって、一歩一歩確実に近づけます。