慈悲の瞑想は、人間関係のヒーリング

整体師VS蚊

夜、瞑想をしていたら、どこからか蚊が飛んで来ました。
静寂をひっかくように、あの例の羽音を立てながら、私の周りを飛び始めたのです。

「蚊がとんでいる」と「気づき」を入れます。
「蚊がとんできて、瞑想に集中できなくなっている」と気づきを続けます。
しだいに心がざわざわして、落ち着きを無くしていきます。

「闘争か逃走か」の交感神経にスイッチが入り、闘いのゴングです。
すかさず、私は蚊に手のひらを打ち付けます。
「しとめたか!?」と思い、耳を澄ますと、またあの羽音が始まります。

食うか食われるかではなく、吸うか吸われるかの、まさしく血で血を洗う死闘です。(笑)
蚊が止まるたびに、こんなドタバタを繰り返しました。

蚊に慈悲の瞑想

闘いのあと、私が以前師事した、ヴィパッサナー瞑想の先生の話を思い出しました。
先生は、たとえ蚊に食われても動ぜずに、泰然としていたそうです。
蚊を殺さない憎まない代わりに、蚊に対して慈悲の瞑想をしたそうです。

そしたら、回りを飛んでいる蚊が刺さなくなったとか。

慈悲の瞑想はこんな感じ。

「○○が幸せでありますように」
「○○の悩み苦しみがなくなりますように」
「○○の願うことがかなえられますように」
「○○にも悟りの光りがあらわれますように」

上記のフレーズを、○○のところに、「私」「私の大切な人々」「生きとし生けるもの」と続けます。
後半には、「私の嫌いな人」や「私を嫌っている人」という言葉も入ってきます。
まず自分自身が幸せを願ってから、人様の幸せを願うということですね。

「苦手な人、怒りの対象となる人にも、慈悲の瞑想を繰り返すと、やがて関係に変化が訪れます。」と、先生に教わりました。

私にも、当時苦手な人がいて、実験のつもりで何度か慈悲の瞑想をしたら、実際に即効的な効果があり驚きました。
慈悲の瞑想には、人間関係を癒すヒーリング効果もあると思います。