肉離れ?

ふくらはぎの痛みで来院された50代男性Aさん。
急いでいて、階段を一段抜きで登っていたら、ふくらはぎに痛みが出たそうで、通常歩行でも痛みがあるということで来院されました。
日曜日で医療機関は休みということで、整体院にいらっしゃったようでした。
Aさんは「肉離れ」をこれまで何度か経験しており、今回も軽い肉離れでは?ということでした。

整体院では、病名の診断等はできないのですが、ふくらはぎの検査をすると、軽く触れただけで激痛がありました。

同世代ということもあり、階段一段飛ばしぐらいで体を痛めるとは情けないという話しになりました。
若い頃だったら、階段二段飛ばしぐらいでも平気だったのにと。
いつしかお互い遠い目に・・・。(笑)

整体後は、整体前の痛みを「10」だとすると「3から4」ぐらいまで良くなりましたということだったので、次回予約をしていただき施術終了となりました。

筋肉の連動

今回Aさんの痛みは「ふくらはぎ」に出たのですが、原因は「ふくらはぎ」にある訳ではなく「全身の歪み」になります。
じっさい立った時の姿勢もかなり崩れていました。

運動する時、全身の筋肉が連動して動くのですが、体に歪みがあると、大きな筋肉が機能しなくて、小さな筋肉に負荷がかかり、そこが故障してしまいます。

腰痛になりやすい物の持ち方

例えば、物を持ち上げようとして腰を痛めるのは、下記のような体の使い方をするからです。

腰痛になる物の持ち方のイラスト

この時、負荷がかかっているのは、背骨周りの小さな細い筋肉です。

多裂筋、回旋筋のイラスト

そして、こういう体の使い方をしてしまう原因は普段の姿勢の崩れ、体の歪みになります。

腰痛になりにくい物の持ち方

腰痛になりにくい物の持ち方は下記のようになります。
(図では背骨が直線ですが、実際はS字曲線になっています)

腰痛になりにくい物の持ち方のイラスト

この姿勢の時は、体の中でも大きな筋肉である、大腿四頭筋(太もも前の筋肉)がしっかり働いています。

大腿四頭筋のイラスト大腿四頭筋のイラスト大腿四頭筋のイラスト大腿四頭筋のイラスト

体の歪みが原因

今回Aさんは階段を一段抜きで登ろうとして、普段あまりしないような動きをしました。
原因はふくらはぎではなくて、体の歪みでした。

もし普段から良い姿勢が習慣になっていれば、上図のように、より大きな筋肉が働き、ふくらはぎを痛めることもなかったかもしれません。
また痛めたとしても、症状はもっと軽いものであったかもしれません。

加えて姿勢が良いということは、自然治癒力も機能している(治るスイッチ「ON」状態)状態なので、治るのも早いのです。