ぎっくり腰が一週間で完治

ホームページを見てご来院下さった初診のNさん。
40代男性、症状は、ぎっくり腰。
腰の痛みと同時に食欲が無いのが気になる。
内臓の病気も心配です、とおっしゃっていました。

動きと歪み、圧痛の検査では、あきらかにぎっくり腰の症状でした。
食欲が無いのは、腰が炎症を起こしていて、内臓の働きが鈍くなっているためだと思われます。
痛みによるストレスも影響あります。
また、内臓で心配な症状があるのであれば、医師の診断を受けて安心した方が、精神の健康にも良いと思いますとお伝えしました。

姿勢が原因

ぎっくり腰というと、重いものを持ったり、急に動いたりした時、瞬間的に痛めるイメージがありますが、Nさんはそういうことはなかったそうです。
3時間程デスクワークをして、立ち上がろうとしたら、痛みで椅子から立てなかったということでした。
デスクワークの時の作業姿勢、悪くなっていませんでしたか?と、お聞きしたところ、下図のような姿勢になっていたそうです。

デスクワークの悪い姿勢のイラスト

炎症の5つの徴候

ぎっくり腰は腰の筋肉の炎症です。
発赤、熱感、腫脹、疼痛、機能障害の5つを、炎症の5徴候と言うそうです。
どれも、ぎっくり腰にあてはまりますね。

なかでも熱感については、Nさんにご自身で患部を触って確認して頂きました。
周りの皮膚より、患部が熱い感じがする、ということでした。

姿勢矯正と炎症

炎症とは、壊れた箇所を治そうとする体の自然治癒力の働きです。
姿勢の矯正をすると、脳と体の「通信伝達」がスムーズになり、自然治癒力の働きが良くなります。
自然治癒力の働きが良くなると、炎症の治りが早くなります。
ということは、姿勢が良くなると、炎症の治りが早くなるということですね。
患部に負担がかからないという、直接的な効果もあります。

 

脳と体の通信伝達
(illustration by フリーメディカルイラスト図鑑)

初回はあんまり変化が無かった

初回の施術後、「腰の痛みどうですか?」とお聞きしたところ、「うーん、あんまり変わらないかも」ということでした。(-_-;)

ですが、患部以外の検査項目では、施術後に痛みが軽減されていました。
この検査項目の痛みが軽減されると、自然治癒力が働きやすくなったという目安になります。
最後に、「基本のセルフケア」をお伝えして初回は終了しました。

3回目で「すとんと」良くなった

Nさんは結局、初回から1日置きに一週間で3回通って下さったのですが、2回目の時にやや痛みが軽くなり、3回目の施術後に「すとんと」良くなったそうです。
ついでに私の心も「すとんと」軽くなりました。(笑)

3回目の施術後にNさんからこんな質問がありました。
Nさん「整体のおかげで治ったんですかね?それとも一週間たったから自然治癒?」
私「自然治癒です。整体で、Nさんの自然治癒力がしっかり働くようにサポートしました。」

再発防止

Nさんの場合は、原因がはっきりしていました。
デスクワーク中の作業姿勢です。

原因がはっきりしていれば、それを修正すれば良いだけです。
良い姿勢で作業することを心がければ良いだけです。
そして、その良い姿勢とは?については、当院で何度も習慣づけを行います。

ただ本当に良い姿勢が習慣づけになっても、時には崩れた姿勢になってしまうこともあると思います。
そういう時は、気づいた時点で修正すれば良いだけです。

マインドフルネス瞑想で痛みをコントロール

私も経験ありますが、ぎっくり腰の痛みは相当辛いものです。
私は、私自身がぎっくり腰の最中に、患者さんの腰痛の施術をしたこともあります。
(前から予約が入っていたので)

不思議と施術中には全く痛みを感じませんでした。
たぶん、感覚の集中(マインドフルネス)のおかげだと思います。
施術中は呼吸と指先に感覚を集中させているので。

感覚の集中といえば、マインドフルネス瞑想があります。
最近ではマインドフルネス瞑想のように、心の在り方を変えることで、痛みをコントロールするという方法もあるようです。