首の温熱療法
首の温熱療法
首の温熱療法、または「寝るだけ療法」
最近緑内障の方や眼圧が高い方、眼精疲労の方が来院されることが多いですが、必ず紹介しているセルフケアが、「首のセルフケア」です。
「首の温熱療法」は緑内障や眼精疲労の方だけでなく、全ての慢性症状の方、特に自律神経の症状の方にオススメできます。
頭(後頭骨)と首の境い目は、自律神経、自然治癒力にとって、とても大切な場所です。(下図)
ムチウチなどで首を痛めると、様々な症状が出てしまうのはそのためです。
脳幹ゾーン
脳神経外科医の沼田光生氏は、著書の「首を温めると万病が治る」の中で、
上図の場所、首と頭の境い目の首側の場所を「脳幹ゾーン」と呼んでいました。
(ブナの木整体院では、まさに「脳幹ゾーン」の循環が良くなる施術をしています)
あらゆる病気の発症に脳幹の機能低下がかかわっています。
逆の言い方をすると、脳幹が本来の働きを回復すれば、あらゆる病気を治すことが出来るということです。
沼田光生著「首を温めると万病が治る」より
首の温熱療法の手順
このセルフケアの良いところは、とても簡単で「チン」して「寝るだけ」だということです。(笑)
1、水で濡らしたタオルをしぼり、ラップで包んで「チン」
2、枕の上、首の下に敷いて仰向けに寝る。10分ぐらい。
以上です。
ちなみにタオルは、タオルハンカチぐらいの、小さいので充分です。
(私は百均のタオルハンカチをチンしています。ブランド物のハンカチはなかなかチンできないですね。(笑))
温める時間は500ワットのレンジで20秒ぐらいです。
↓ こんな感じになります。これを枕の上に置いて、首の後ろにあてるだけです。
積極的に、ぼーっとしましょう
仰向けに寝て首の後ろが温まるとすごく気持ち良いのですが、その時思考をストップして、なるべくぼーっとするとさらに良いですね。
医学博士で温泉療法専門家の早坂信哉氏は、著書の「最高の入浴法」の中で、その状態を「積極的にぼーっとする」と表現していました。
私達はいつも何がしかを考えて考えすぎています。
思考に囚われています。
もっと「積極的に、ぼーっとする」時間を作り、思考から解放されたいものです。
その方が、本当に思考が必要な局面になった時、良い考えが浮かぶと思います。