姿勢と痛み
姿勢が原因で出る痛み
下記は当院の施術前と施術後の画像です。
(患者さんに了解をいただき掲載しています)
施術前の重心が「前のめり」になっているのが分かると思います。
話しをお聞きすると、この「前のめり」姿勢の原因は、日常的な疲労の蓄積のようでした。
このような姿勢では、下記の3カ所に痛みが出やすいです。
- 首(自律神経失調症、頭痛、肩こり、背中の痛み)
- 腰痛(坐骨神経痛)
- 膝痛
最初は膝痛
この患者さんの、最初の主訴は、「膝痛」でした。
一回の施術で、膝の腫れ痛みともにかなり改善して、患者さんは驚かれたようでした。
(私も驚きました、笑)
次は腰痛
膝の痛みが全く気にならなくなった時、今度は「腰が重苦しい」という主訴になりました。
通常、いきなり膝痛にはならないのですね。
骨盤の歪み経由で膝に負担がかかるようになるので、膝痛と腰痛はセットです。
ただ膝の痛みの方が強いので、腰の痛みに気が付かないのです。
最後は肩こり
膝痛も腰痛も良くなった時、今度は「肩こり」という主訴になりました。
患者さんに、膝痛と腰痛になる前の記憶をたどってもらいました。
膝痛と腰痛の出る前、最初に肩こりがありませんでしたか?と。
答えは「あったかもしれない」というものでした。
主訴は過去にさかのぼる
この患者さんは、少ない施術回数で、膝痛→腰痛→肩こりと主訴の変化を繰り返しました。
主訴の順番を、過去にさかのぼって行ったのです。
そして、最終的には「肩こりが出る前の、昔の自分」に戻ったということです。
現在では、1か月に一度程度のメンテナンスで、安定した姿勢をずっと保っていらっしゃいます。
もう痛みは出ていませんが、予防のために通って下さっていて、まわりの人からも姿勢が良くなったと言われるそうです。