筋肉を使わないリラックス呼吸法
筋肉を使わないリラックス呼吸法
腹式呼吸でリラックスできましたか?
腹式呼吸には、自律神経の副交感神経を優位にさせるリラックス効果があります。
すでに腹式呼吸法を試してみた人も多いかもしれません。
でもそれで、本当にリラックスできましたか?
リラックスできたら素晴らしいですが。
もしリラックスできなかったのなら、引き続きこの先を読んでみて下さい。
肩に力が入ってしまう
腹式呼吸で難しいのは、お腹を凹ます時に、どうしても肩に力が入ってしまうということです。
腹筋を使ってお腹を凹ませた時に、無意識に肩に力が入ってしまうのです。
特に女性に多いようです。
もっと肩の力を抜きましょう、と言われても、それがなかなかムズカシイ。
それが出来ないから、腹式呼吸でリラックスしようとしている訳なので。
腹筋を使わずに、もっと脱力して深い呼吸ができたら、体も心も楽になるのにな。
という思いから、私から、筋肉を使わないリラックス呼吸法の提案です。
筋肉を使わないリラックス呼吸法
1.顔を上にして寝ます。(腰に違和感がある時は、膝の下に枕を置くと良い感じです)
2.自然な呼吸をして、お腹の動き、胸の動き、鼻の感じ、皮膚の感じ、呼吸が体におよぼす、そういったささやかな感覚すべてに意識を向けて、ただ観察します。
3.特に息を吐ききる瞬間を、念入りに観察しますと、だんだん呼吸が深くなってきます。
頭の中のおしゃべりが聞こえたら
頭の中のおしゃべり(思考)が、この心地良い呼吸法の邪魔をするかもしれません。
その時は「あっ、思考している。」と気づきましょう。
ただ、それだけで思考は止まります。
思考が炎だとしたら、気づきは消火器です。
火事になる前に、早めに消火しましょう。
呼吸が作り出す自然のリズム
しばらく呼吸を観察し続けると、呼吸が作り出す体の小さな動き、うねりには、ある一定の心地良いリズムがあるのに気づきます。
まるでおだやかな海の波打ち際で、さざ波がゆっくりと砂浜を洗うような、そんな感じのリズムです。